9/9より販売予定の🇳🇮ニカラグアの豆。
この豆の生産/輸出を担ったのがペラルタコーヒーです。
なぜ私が今回こちらの豆を購入しようと思ったのか。やや長い文章ですが
ぜひお付き合いください。
フレーバーが豊かなイメージの精製方法の一つに
アナエロビックファーメンテーションというものがあります。 最近では、飲んだり、聞いたり、議論したりと
段々お馴染みの精製方法になってるでしょうか?
※精製とは、とてもざっくりいうとコーヒーの実からタネ(生豆)の状態にする工程の一つで、各精製方法の名前は、工程の違いを示しています。この工程の違いによって、特徴の異なる味わいが引き出されます。よく聞くものには、ウォッシュド精製やナチュラル精製などがあります。
今回のペラルタコーヒーのオファーリストは、34ロットあった約95%がアナエロビック。
これまでの他の国のオファーリストでは、ウォッシュドやナチュラルも入っており、
こういったいわゆる特殊精製一本勝負の攻めたラインナップはなかったため、
3度見くらいしました笑。
アナエロビックファーメンテーションという精製方法は、嫌気性発酵という意味合いです。酸素に触れない状態で、発酵させる方法です。 (写真のタンクの中に入れて密閉して無酸素状態に。) よく聞くウォッシュド精製やナチュラル精製でも発酵の工程はあるのですが、発酵(微生物が糖分を分解する)具合も、
また、酸素の有無で発酵を行う微生物の種類も異なるため、それぞれの精製方法で異なる特徴のフレーバーが生み出されます。
ティピカさんのHPの記事や、
ペラルタコーヒーの創業者のひとり・フリオ・ペラルタさんをゲストに迎えたオンラインイベントにて、1時間半という短い時間ではありましたが、お話を聞く中で、フリオさんの丁寧で実直な質問への回答の仕方や、日本が大好きという一面、チャーミングさに触れ、ファンにならざるを得ませんでした…!
何より、土地を知り、土地に適した品種を栽培し、その上でアナエロビックファーメンテーションでの発酵によってクオリティに一貫性を持たせるという、
狙いを持った実践的なチャレンジの姿勢 が好きだし、とても共感しました。
※発酵に関わる微生物の数はとても多いため安定した品質を保ちにくいというのがこれまでの考え方でした。
フリオさんの次なる挑戦としては、
精製時の発酵時間を伸ばすため、冷却装置への投資を検討しているそうです。
この「投資」の感覚、、、おそらく皆さんも思い当たる節があるはずです!
既にコーヒー好きの皆さんも、
まだコーヒー沼の前で踏みとどまってる方も、
全くそうでない方でも、
好きなもの/こと/人に対しての投資って尽きることがないと思います。
よりよくしたい、とか、今よりもっと、という革新的な行動力。
私もこういった考え方はこれからも忘れずにしたいなと思える出会いでしたし、
皆さんにとって何か新しい気づきとなったら嬉しいです。 味については改めて販売日に!
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参考:「TYPICA公式HP ペラルタコーヒー」:
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